「ドラフト制度検討委員会」が行われ、根来コミッショナー代行の「オモシロ提案」に失笑が漏れたとのこと(報知)。
各球団の希望制度や意見については、報道にばらつきがあるようだが、いずれにせよ抜本的改革ではなく、調整ということになってしまうのか。しかしだからと言って、平均を求めたかのような根来案ではワケわからない。おそらく次回の実行委員会では「なかったもの扱い」になるだろう。
「希望は頑張ればかなえてあげる。だから今は弱いチームを強くするためにベストをつくしてくれ」これがドラフト&FAの理念。でもその結果必ずおとずれる「強豪チーム、金持ちチームに入ったは良いけど、試合に出られないのはカンベンして」という状況を回避するのがルール5ドラフト(飼い殺し禁止ドラフト)。この理念を尊重してやれば、あとは調整の問題なのだと思うが、なかなかその前提条件までもたどりつかない。
それにしても暗澹たる気持ちになるよなぁ。コミッショナー代行は一所懸命考えたんだと思う。でも結局理念がない。ビジョンがない。
戦力均衡を目指そうにも、例えばカープ経営陣にその気概があるかと問いただしたくなる。
わかっている人は内部にも必ずいる。「12社の利益保全」から抜け出せば、社会に貢献できるということに気付いている人は必ずいる。それなのにそれができない。
アメリカの模倣から始まった日本プロ野球だが、いくつかの大切なことに気付かなかった、気付いても無視してきたばかりに、もはやアメリカで行われた改革を一切模倣できなくなってしまったのか。
やっぱり破滅して、その後まっさらなところからやり直すべきなのかな。いつか遠い将来、理想の野球界を作って、もう一度失われた球団史を取り戻していかなきゃいけないのかな。
しっかりせいよ!野球の人たち。しっかりせいよ!野球で財をなした人たち。
コメント
ったく・・・根来はん(笑)
何処まで行っても、言動が頓珍漢なんですよねぇ。
コミッショナー(機構)に力も何も無いもんだから
こんな媚を売るような発言が出てくる。
野球を通じて社会貢献と言う理念も閉ざされ、12の独占企業
のマリオネットと化してしまう。
>やっぱり破滅して、その後・・・
それも一つの道かも知れませんね。
我らが愛すべき野球を「我がの腹の足し」位にしか
思ってない人とは、いずれ袂を分かつ時が来るかも知れません。
それでまた、焼け野原から復興しても良いじゃないですか。
私には、その覚悟はあります。
「総論賛成、各論反対」は物事を決める際によくあることですが、さらに、これほど球団の財政や人気度に大きな格差があると、まとまらないのも当然という気がします。
また、人気のある金持ち球団は危機感が薄いうえ、そういった球団ほど発言力が強いのですから、NPB内部からの変革は期待薄です。
京セラドーム大阪の社会人野球日本選手権を見に行ってみようかなあ。
上手い事に欽ちゃんの茨城ゴールデンゴールズの初戦は18日の日曜日に有るし 社会人の真剣勝負が一般席1000円特別席でも1500円で3試合楽しめるのはお安いかも。
to 西田辺さま
「プロ野球は社会に対して大きな影響力を持っている」ということに対して、責任がなさすぎました。その結果、プロ野球は社会に対する影響力を急激に失っています。それに気付けば、何をすべきなのか明白だと思います。
to 一虎ファンさま
そうなんです。MLBは生かさず殺さずでやってくるでしょうから、やっぱり独立リーグからの流れに期待をしてしまいます。
to たまねぎおじさんさま
毎年ドラフトの目玉が活躍する大会ですね。会社ぐるみの無理矢理動員がちょっと「…」だとは思いますが、きっと面白いと思いますよ!