危機意識というなら

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 妄想備忘録。来季開幕前に「虎バカ決起集会」をやりたい(笑)。その中で、「妄想MVP投票」というのをやりたい。来季の球団MVPは誰で、数字(妄想成績)はこんな感じ、そして個人成績だけでなく○○でチームの躍進に貢献したからという「妄想選考理由」を書いてもらうという遊び。やりたい。
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 台湾ウィンターリーグも終盤。ここまであまり活躍がなかったタイガース勢だけど、伊藤和がリーグ初完封で、虎初のMVP獲得!(小虎日記)
 9回3安打7奪三振3四死球。143球投げての完投完封。荒削りであろうドミニカ相手とはいえ立派。来季に向けて自信がついただろうね。
 デイリーに福留側からのふっかけが酷いという記事が出るに至り、「これ以上の吊り上げ行為は、マスコミの憶測記事を呼ぶだけだからキミの為にならないよ」、そして「譲歩して来ないなら降りるよ」というメッセージと読んだ。DeNA側は終始一貫して阪神の「焦れ降り」待ちの構えなので、このままいけば世論通りかな。
 日経に広澤氏の記事。
高年俸いつまで…プロ野球、危うい“楽観体質”
 古き良き時代の年俸闘争の話→時代変わってプロ野球界の経営環境は厳しい→選手たちは危機意識が薄い…というのが論旨。ただし、「昔のような情のあるリーダーが必要」という結論に達してしまったところで、やはり広澤氏自身も「野球黄金時代脳」からの転換ができていないのが残念。
 リーダー論はともかく、タイガースを例にあげて説明した「強い弱い」だけが問題なのではないという主張はまさにその通りだと思う。たとえば今回の福留騒動などでも、普段から応援している選手への球団の対応と、福留への対応のギャップがもし激しければ、それをずっと見ていた人がシラけてしまう(文中で言う「興味がなくなる」)。「憧れの世界」が素晴らしいのいいけれど、あまりにも自分たちとの接点が切れてしまえば、応援しようという熱が冷める。
 文中にもあるが子どもたちの「支持率」はサッカーに圧倒されてきた。もちろん「日本代表」も関係ある。しかしそれよりも私がより重要だと思うのは、近くの町に「いつかはJ1!」というクラブがあるということ。そしてそれぞれ経営難を抱えながら、近隣の小中学校を回って体育教室に参加したり、地元商店街を回って宣伝をしたり、自治体を通じて社会貢献活動をしたり…そうやって、「将来のお客さん」や地域に寄り添って、一緒に文化を形成してきた実績によるところがより大きいと思う。
 ウソだと思うなら、子育て世代のママに聞いてみて欲しい。サッカークラブはトップリーグから底辺のクラブまで、実に地道な努力を積み重ねている。
 野球界でも少しずつそういう活動を積み重ねる傾向はあるけれど、本気度に大きな差がある。「年俸いくら」だけを伝える野球新聞も、実は「ファン離れ」を加速させているのかも。
 「危機意識の希薄」はプロ野球業界すべてにある。だから必要なリーダーは、「昔気質の社長」なんかではなく、お客様によろこんでもらうには?をあらゆる角度から徹底的に追究できる「現代がわかっている人」に他ならない。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    「虎バカ決起集会」は関東ですか関西ですか?関東なら是非出席します(^_^)/
    サッカーと野球、よくいろいろと比較されますが、我々世代は「運動神経のいいヤツはとにかく野球部」という感じでしたが、現代では断然サッカーの方が少年世代からの「すそ野が広い」のが実情のようです。
    福留のドロドロ劇は少年達も見ています、プロ野球のイメージダウンを避ける為にも1日でも早い決着を希望します。

  2. ガク より:

    本当に最近の子供たちの野球離れには驚くばかりです。私の小学4年生の二男は学校で遊ぶのはもっぱらサッカーかドッジボールで手打ち野球とかはだれもやらないと言うのを聞いてなんだか寂しさを感じました。
    だからか野球のルールも知らないし覚えようともしません。甲子園に何度か連れて行ったのですがあまり興味がないようです。なんとか虎党にしたかったのですが失敗しました(T_T)

  3. Yalkeys より:

    福留関連の報道・・・イヤですネ?。
    報道がどこまで真実かは分かりませんが、ベイもトラも「そこまで出せません」と同時に撤退すればいいと思います。
    ガクさんとは世代が異なりますが、私の孫も当初はタイガースが好きで、グッズや甚平(タイガースの)を着用していましたが、今ではヤクルトファンです。でも、野球は好きなようなので、“いつかは戻ってくる”ことを夢見ています。(永久にヤクルトだったりして・・)

  4. たりとに より:

    うちの子供は教えてもいないのち3歳で六甲颪を覚え、5歳にしてどこで覚えたか、全選手のヒッティングマーチ覚えてました(笑) 遺伝子は偉大ですわ…
    野球はやらないけども、親子で観戦にいくのは楽しいです。サッカーにはない一発逆転などのドキドキ感や応援の楽しさがありますからね。 野球人気はおちてるとはいいますが、野球は不滅だと信じたいです

  5. 虎蜂 より:

    伊藤和やりましたね!
    ここまでの結果を見て、不安に思っていましたが、いいきっかけにして欲しいです。
    かろうじて子供の野球への支持が得られているのも、地域に根付いたリトルリーグなどの少年野球チームのおかげでしょうか。
    この現状を打破するには選手の意識ももちろんですが、球団やNPB本体の努力が不可欠。ファン離れの原因を統一球に押し付けているようでは、危機意識がまだまだ足りません。

  6. 西田辺 より:

    >サッカー
    J1を頂点とし、サテライトや下部組織、さらには上を目指すチームが日本全国に存在している。
    対する野球は、大都市圏にNPB12チーム。
    あとは、独立リーグ。
    肌理の細かさが段違いです。
    更なる夢(Big Money)を求めて、海の向こうへ活路を見出すのは、同じ。
    何がここまでの差を生んだかと考えると、「ファンとの距離感」じゃないですかね。
    社会貢献等での接触の頻度等、物理的な距離感もそうだけど、余りにも野球選手って遠い存在に
    なり過ぎてはいまいか。
    金銭的距離感・物理的距離感・精神的距離感。
    憧れや、羨望の対象にならないほど隔離された存在になってないだろうか。
    ファンとの交流を個人的に実施し、大事にしている選手もいる事は認める。
    でも、球団や球界が作り出す距離感は如何ともし難いほど遠く感じるのは私だけでしょうか。
    「何億も稼ぐ選手を、一般人と近付けてなるものか」と、犯罪的側面で警戒するのは
    重要だが、偶像のような存在にまで遠ざける必要はないでしょう。
    球界全体の意識の変革が必要かも知れませんね。

  7. いわほー より:

    街ん中に暮らす身で申し上げると、実際、子供に野球を楽しませるためのスペースが見つかりません。
    どこの公園も球技とりわけ野球が禁止だし、校庭は野球自体の持つ排他性、独占性が障害だし、わずか
    に点在する野球スペースは特定の人たちで独占状態。
    のびのびと「野球ごっこ」を楽しませられる空間の整備から始めない事には、野球離れは解消できない
    ように思います。
    日本プロ野球選手会も「キャッチボールプロジェクト」といった取り組みを行っていますが、もっと大
    きな枠組みで取り組んでいく必要があろうかと思います。
    まあ野球界の上部に位置する人たちが、このままぬくぬくとあぐらをかいて遣り過ごそうという考えで
    あるんなら、いずれ野球は現在の大相撲のような立場に置かれることは自明。
    それも時代の流れと諦念できるんであれば、それもまたよしですか。

  8. 虎おやぢ より:

    >手打ち野球
    懐かしすぎ(涙)。キャッチボールも気軽にできませんからねえ、今の世の中……

  9. ririku より:

    今回の福留の件など、ファンが「不満」と感じている球団経営のありように対して意見できる唯一の場所が「株主総会」だけでは球団とファンの間の溝は永久に埋まりません。
    試合終了後にホームチーム側の観客席の下まで
    寄ってきて「応援ありがとうございます」と頭を下げることすらしない首脳陣と選手たち。
    最近になってようやくベンチ前で挨拶するようにはなりましたが、それも勝ち試合だけ。
    私はプロ野球界の観客に対する意識は「そんなもの」と割り切って応援していますが、今現在特にスポーツに関心を持っていない、いわゆる「新規顧客予備軍」の人たちが最初に足を運んだのがサッカー場だったなら……と考えると、プロ野球界は衰退の一途を辿っても致し方ないでしょうね。

  10. 匿名 より:

    おらが町のおらがチーム。
    地域密着を理念として掲げて、プロ野球を反面教師としているJリーグ。
    育成面でも編成面でも負けているような気がします。
    とくにチームを強くしたい想いは野球と変わらないと思うのですが、Jのサポーターは行動に出ます。
    それをJのフロントは少なくとも聞く耳を持っているように見受けられます。
    時に強硬な行動は褒められたものではないかも知れませんが、『我がチーム』はサポーターと共にあるという意識がフロントにも根底にはあるのでしょう。
    翻って『我がチーム(もちろん阪神)』にはチームはファンと共にあるという意識が少なくとも球団フロントにはない。
    この差が大きいです。
    toraoさん始め皆さんはどう思われますか?
    でも声を上げないと何も変わらない。
    これからも色んな場面で声を上げていければと思います。
    まずは『福留不要!!!』です。

  11. 虎風 より:

    すいません。熱くなりすぎて、name入れ忘れました。
    西田辺さんのコメント同様球団とファンの距離を感じます。

  12. 阿倍野区 ケイ より:

    ひゃ?野球環境そんなに厳しいんですね(/_;)
    私はずっと身近にリトルリーグ、シニアリーグとあって、息子は小・中・高と昼休みはキャッチボールか手打ち野球で、制服のズボンの膝が破れないことを祈ってましたf^_^;
    来週は、中学の時の野球部の先輩達と、野球が出来ると楽しみにしています((o(^-^)o))
    顧問もですが、先輩にも後輩にも恵まれてるなぁと嬉しいです(^O^)/
    もっ!平野さん忘れてないからね(#^.^#)

  13. ken より:

    今の子供には娯楽の選択肢が多すぎる上に、時間もお金も場所もないですから。
    サッカーは安いボールとちょっとのスペースと想像力で結構本格的に遊べてしまうので、野球には不利な面が多少あります。
    それよりも子供に限らず野球離れを感じてしまうのは、やはり皆さん仰るとおり「ファンとの距離感」でしょうね。
    赤星なんかはその辺りに結構気をつかったりしてた印象ですが、最近は選手達の方にそんな余裕が無いように見えます。
    人気球団である事に最もあぐらをかいてるのは、選手ではなく上層部です。

  14. 奥虎鳳 より:

     『妄想MVP投票』案、メチャ面白そうですね(^^)来季開幕前『虎バカ決起集会』、関西は対讀賣戦を翌日に控えた3月9日(土)、関東は対西武戦が翌日の3月16日(土)(当日は幕張で千葉ロッテ戦)を予想(^0^)虎バカ決起集会参加への道は険し(><。)
     毎度私事で恐縮ですが、学生時代の昭和59(1984)年11月の新札導入。物心ついた頃から慣れ親しんできた一万円札聖徳太子→福沢諭吉、五千円札聖徳太子→新渡戸稲造、千円札伊藤博文→夏目漱石に。北は宮城から南は岡山までのトラキチ約10人が学祭の夜、飲み会で阪神番紙幣会議。喧々諤々の論争の末、選手編(引退後20年以上経過者のみ対象)と選手外編(鬼籍入籍者のみ対象)に分けて選出(^0^)選手編は一万円→影浦将、五千円→若林忠志、千円→藤村富美男。選手外編は一万円→早川源一、五千円→森茂雄、千円→佐川直行だったか(?)と(以上敬称略)。まっ、酔っ払い学生の特権ですね。『妄想MVP投票』案に、若き日を思い出しました(^0^)

  15. おせっかいおばさん より: