ファン感で新スローガン「挑む」発表。子ども向けイベントだけ中止になってしまったみたいだけど、ほかはできるくらいに天気も回復してよかったね。
先日ちょろっと書いた外国人枠の話。今日もまたいろいろ書いてみたのだけど、どうにもまとまらないので骨子だけ。
・外人ばっかりになったら人気がなくなるというのなら、それじゃ興行的に不利なんだから、強さと客の入りのバランスをうまいこと取るんじゃない?強くても、もうからないチームを作りたいならそれはそれで勝手にさせたらいい。
・「相撲の失敗例」は別の話。あれは収益構造が全然違う。メインの収入がすべていったん協会に入る仕組み。当初は、自分たちの部屋だけ強くなればそれで良かった。しかし協会全体の収入、部屋のタニマチの収入が減ることに気づいて、全体で対策した。
野球の場合は、主催試合に客が入るかどうかが重要なので、強ければそれでいいのか、いけないのかがすぐにわかる。
・「国技の国際化」にはメリットもある。エジプト、ジョージア、中国など、まったく相撲と関係なさそうな国の力士。少子高齢化で市場規模が小さくなるのであれば、外国の市場を拡大し、外国人に見てもらい、楽しんでもらおう、ファンになってもらおうという考え方は悪くない。
・MLBも一時はかなりのジリ貧だったが、アジア、中南米の選手を積極的に入団させて収益構造を変えた。
・MLBなみのすんごいチームを作ろうにも、事業予算が莫大だからそんなの無理。やれるもんならやってみてほしい。
・しかも野球という競技の特性として、洋の東西を問わず、予算が成績に結びつかないことがよくある。ただヒールとしては外国人多めのチームも面白い。ヒールになるくらい強くできれば。
・かつてのサッカー、現在のバスケの場合は、「競技先進国」と競技レベルや選手層の厚さに差がありすぎ、国内競技レベルを上げていくために枠が必要。野球はもうそこまで恐れなくていい。むしろ選手を世界中に輸出して、国際化を促進していく立場になってもいいし、MLBに対抗しうるフリーマーケットの経営を目指してもいい。「挑む」姿勢がないとダメだろうと思う。
コメント
糸井よ 阪神のユニフォームを着て野球する喜びと誇りはあるの?銭は二の次。ポイントは その一点だけ。さっさと答え出せや!
イマイチ自分の懸念というのがまとまらないので、私はつらつらと
思うところを書かせて頂こうと思います。まずその前に多くの球団の
上層部やNPBはそんなに賢くないという事は念頭に置いておくべきです。
ここの「自称評論家」が議論する位の事も彼らは考えようともしません。
で、懸念点を適当に挙げていきますと
・一度大きくバランスが崩れてしまうと元に戻すのは容易でない
・外国人だらけで強いチームが出てきてもそのチームのファンの多くが
それを許容するかもしれない
・外人だらけのチームが強いとなると、各チームとも外国人の比率が
飛躍的に高くなるかもしれない
・日本人のスタメン比率が極端に低くなり、チームへの愛着が減って
日本の野球そのもの人気が下がるかもしれない
・高校野球などのレベルも低下するかもしれない
・ゲーム性そのものが変化するかもしれない(野球のベースボール化)
仮定の上での仮定だったりしますが、私の懸念はこんな感じだと思います。
極端な話、巨人や阪神辺りが大量の若い外国人を獲って来て
「自前で育てた外国人」だらけの最強チームを作り上げる可能性が
あるという事ですかね。
例えば海外サッカーで最も人気のあるイングランドのリーグでは
2009年12月の試合で双方の先発全員が外国人という事がありました。
そしてイングランド代表はここ最近めっきり弱くなってしまいました。
現時点ではテコ入れの必要なほど野球人気は低くないのでバランスを
崩したくないというのが私の気持ちなのかなあと思います。