試合序盤はメッセンジャー、バルデス両先発が0を重ねる。4回ウラ江越のソロ本塁打で阪神が先制。6回は福留もソロ本塁打。7回はヒットの中谷を新井が犠打で送ると1番に入った北條が前進の左中間を越えるタイムリー三塁打で3点目。8回にはゴメスが三遊間を破るタイムリー、四球で出て原口の右前打で三進していた福留が4点目のホームを踏んだ。メッセンジャーはスイスイと回を重ねたが、完封目前の9回つかまり、マテオの救援を仰ぐ。2点差まで迫られたが逃げ切り。大阪でのカード頭を取った。
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対中日 19回戦 京セラD大阪
中 | 0 0 0 0 0 0 0 0 2 | 2
神 | 0 0 0 1 0 1 1 1 x | 4
勝:メッセンジャー10勝7敗0S
S:マテオ1勝3敗13S
敗:バルデス5勝4敗0S
HR:江越ソロ6号、福留ソロ8号
中日:バルデス – 小熊
阪神:メッセンジャー – マテオ
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「鳥谷を下げれば勝てる」がなんとなくオカルトっぽくなってきた。まあでも、団体戦は気のもんだから、科学的に説明できることなのだろう。簡単に言ってしまえば、(1)鳥谷を外すことにより、チームの得点能力にとってもっとも重要な福留とゴメスという主砲2門が刺激される。と同時に、(2)若手には「未来志向」を意識させる。加えていうと、(3)鳥谷が活躍しても、活躍しなくてもチームに与える影響力があまり大きくないということなのかも。
1番ショートでスタメンした北條は1死球と2安打1打点といい働きだった。結果としてはまだまだ残せていないが、好機でヒットが出始めたのは場慣れ、自信に加え、一軍投手との対戦が蓄積され、センサーの性能が上がったから。まだ勝負のカンが鈍いので最後は三振してしまうことが多いが、打席の中で粘りに粘れるようになっているのは大進歩。足は速くないが、抜け目ない走塁、サボらない走塁を続けるのなら上位でもいい。
しかし個人的にどうにか2番二塁に収まってチームを好循環させてほしい大和が結果を出せないでいるのがもどかしい。ことなきを得たが、まんいち最終回同点、逆転をくらっていたら、併殺を取り損ねた9回表の5-4プレーが敗因になるところ。前日の守り負けで、ロースコアゲームを想定し、守備&バントマンで起用された2番大和。それなのに、あわや負けを呼ぶ大エラーになりかねないプレー。
守りでメシを食うというのは大変なこと。とくに今季のように出場機会が少ないと、堅実な守備にとってもっとも重要な平常心がキープできないというのはあるだろう。しかし大和にとって本当のチャンスは今、ここしかない。今は打てないことなんて意識の外でいいのだ。守りで攻める時なのだ。
まだ命を失わないですんだ。これを幸運と思って、考え方を変えてほしい。
上達という意味では北條の方が先を行くが、一発があるう江越はやはり魅力的。打ちにいって止める、止まる。相手バッテリーの自分への攻めとそれを読んだ上での狙い。どうも意識が低く見えてしまうのが江越の弱み。言い方は悪いが、「バカに見えて意外とカシコイ」のが北條で、「バカに見えてやっぱりバカ」なのが江越なのだ。バカという言葉で侮辱するつもりではないのだ。「相手投手から見て倒しやすそうに見える」というような意味でね。野球はバッテリーと打者のかけひきなので、この「バカに見せる」というのは実はテクニックでもある。ここに投げておけば大丈夫と思わせて、チョウチンアンコウのようにガバッと狙うのが「バカと思わせてカシコイ」の典型。江越はそれを狙える天然素材。今年の後半で一気にコツを掴んでしまえ。
怖がらせつつ、勝負に来れば仕留める福留はお見事。
メッセ、ナイスピー。あたりまえのように5回目のフタケタ勝利、立派なことだ。この日はめんどくさがらずに原口のサインを否定した。リズム良く投げたい派だろうが、よく我慢していたと思う。
今日も考えて、頭使って、手を抜かずに、勝とう。
コメント
なるほど「鳥谷を外せば勝つ」はオカルトではなく、根拠あっての事。
かといって、色んな意味で鳥谷はチームに影響力を持つ「なくてはならない存在」。これからも休ませながら上手く使って欲しいです。
しかし、今のタイガースは
「♪強きを助け、弱きを憎む♪」
どこかで聴いたようなフレーズのチームになっていますが、勢いの無いチームには俄然強いですね。
間違いなくセ・リーグを盛り下げている最大の原因となっているチームか?!(汗)。
完封目前で交代させられたメッセは、また交代に納得していないような様子でしたが、昨夜の交代は仕方ないでしょう。
ただ、メッセの「最後まで投げたい」という闘争心は他の投手にも見習って欲しいトコロ。
8回までは、気持ちのイイほどテンポ良い投球でした。
まあ、弱っているチームに取りこぼさないのもペナントレースの鉄則、ここは3タテしておきたいですね。
「鳥谷を外せば勝てる」
これが本当ならこんなに楽な事はない。
鳥谷が出ることで明らかにチームにマイナスとなるなら
誰かに示して頂きたいが、マトモな根拠は出てこないでしょう。
一野手が勝敗そのものを左右するとはとても思えない。
色んな人やマスコミがまことしやかに言ってくるかも知れないけど
あくまでオカルトチックな話として流していかないと。
ただ今後の鳥谷をコンバート含めどうするかは別の話。
そこはチームとしてキチッと考えて行かないと。
逆に高山の起用に疑問が。
最近、先発投手の左右で先発出場が決められてるようです。
目先の事も大事ですが、これから先チームの主力と考えるなら
条件を付けない方が良いと思う。
目標はそんなこじんまりとした選手じゃないはず。
左右だけで起用を決めるのはあまり感心しませんね。
いずれ手詰まりを起こす気がします。
鳥谷の「ふわっと送球」に不満だったので、
北條の「びゅっと送球」だけでもオッケー(⌒^⌒)b
鳥谷を外すだけで勝てれば苦労はしませんが、あえて鳥谷を外した試合で勝っているというのはチームに良い循環をもたらしていると思います。鳥谷を外して負けが込めばYMK的な考えに陥り、鳥谷を外しづらくなりますから。
江越も徐々に打席での粘りが出てきていると思いますが、まだまだ相手から与し易いと思われているのも事実でしょう。
しかし、長打力のある打者はそう簡単に育ちません。名だたるホームランバッターも最初は三振ばかりで、首脳陣が我慢に我慢を重ねてようやく育った選手が多いと思います。彼が主軸に育つまで辛抱が必要かと思いますね。
「バカに見えて・・」に関するtoraoさんのコメント、大笑いしながら拝読させてもらいました。しかし、真実を突いていると思います。
北条は内野レギュラーとして固定してもいいと思います。良太のバンドは正解だと考えます。もし打たせていたら、三振か内野ゴロ併殺の確率が高かったと思います。
今夜の青柳、投げてみないと分からないのが心配ですが、スタメンは昨夜のオーダーから良太に替えて今成がベストかと、思っています。良太は意外性のある代打でいいです。
ホームの白いユニフォームで勝ったのはいつ振りでしょうかねぇ…(笑)
鳥谷を外せば勝てる?そればっかりでは無いと思いますがね(笑)
完封目前での失点降板は残念でしたが、涼しいドームでメッセンジャーはナイスピッチングでしたね。
江越はバルデスの投げ方に合いましたね。バットスイングの速さがあるから、左中間深くにドーンと打ち込めましたね。バットスイングが速かっってもバットに当たらへんと三振でしたがね(笑)
バットに当たるように練習しましょう(笑)
さぁ初戦を勝った事で3タテも見えました。今日はジョーダンが相手で、昨日と同じスタメンになりそうですね。勝ちましょう!
「2016年 鳥谷オカルト問題」…複雑に入りくんだ鳥谷オカルト問題に鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問(以下省略)…。ハガキ出してみようかな。
鳥谷とゴメスの「ダブルファースト」なんて、どうかしら。どうかしてるかしら。
バドミントンが始まったオリンピック。バドミントンが好きな俺の中で、いよいよオリンピックが開幕。ダブルス、ミックスダブルス、シングルス順調な発進❗暗い話題を吹き飛ばせ❗
連続フルイニングが途切れても鳥谷の話題は尽きないですね。
私自身の鳥谷選手に対する印象は入団当初から冷めていて、
実績を積み上げてきた今とてマスコミの扱いとは温度差があります。
・打率 だいたい.260くらいの印象(実際は.280くらい?)
・長打はあんまり無い。近年はホームラン年間10本弱
・チャンスにはそれほど強くない
・結構三振多い
・四球はめちゃ多い
・でも、盗塁は少ない部類。投手に必要以上のプレッシャーはかけない。
・一塁までのスピードは平均並で併殺も多い部類。ベースランニングはいい。
・ヤクルトの宮本みたいな有形無形のチームへの献身、はあまりない印象。
・稀有な生え抜きの長年レギュラー。知名度高く、グッズ売り上げはいいはず。
・2010年〜2014年くらいのショート守備はリーグ随一。今は最低レベルに近い。
上記を見るに、守備での貢献度が下がればレギュラー選手のレベルとは言い難く、
ここぞで四球を奪い取ることのできる知名度のある(球場の雰囲気を変えられる)代打、
という起用が妥当かと思います。
でも、それじゃあ寂しい、ということで
6番ショートで選球眼が良くて一発があり、
チャンスに強く打点を稼ぎまくる鳥谷の姿を期待し、変革を促した金本監督、
なんて情に厚い人なんだ!と思いましたよ。
そういう義理人情に厚い阪神って嫌いじゃありません。
ただ、結果が出ない時はフェアに扱い、他の選手にチャンスを与えないと
チーム全体が腐りますからね。
でもって鳥谷はというと
数年かけてでもモデルチェンジして、
そのうえで年俸分以上の価値を提供するか
(結果が出るまでは辛いし、必ずしもうまくいくとは限らない)
それとも別の選択をするか大きな岐路に立ちつつあるように思います。
9回表の5-4の大和のプレー、「あわや負けを呼ぶ大エラーになりかねないプレー」と
断じておられます(私も見ていて「併殺取れんのかい!」と思いました)が、
ラジオ解説のどんでん岡田さんは
・北條の送球が『ベルト送球』で捕球しにくい高さだった
・かつ、(そこまで必要でもないのに)速すぎる送球だった
・大和の守備位置が1,2塁間寄りでベースカバーが遠かった(ために、やや遅くなった)
の三点を根拠に、それでも一つ確実にアウトにした(内野手経験者の眼から見て)
ファインプレーと見ていましたよ。
どちらかといえば「北條の配慮不足」という論調でした。
カイザー田中様はじめまして。
岡田さんがそんな事を言っておられたんですね。
私も内野手をしてるのでわかるんですが、確かに北條の送球がベルト付近で捕り辛く、一塁に送球出来そうに無いと思って見てたのですが、さすが岡田さんですね。
なんか、チャンスで悲壮感漂うガチガチの感じや、打てなかった時の顔、25番やし、金本には可愛いがられるし、最近江越が、前の新井サンに見えてきてしゃーないです(笑)。ホームラン打った、ノーアウトランナー無しの時のリラックスしたスイングの感じ、全然ちゃうやんみたいな。。
なんか、阪神ぽくって可愛い奴ですね。