併殺崩しスライディング

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併殺崩しの危険なスライディング禁止で野球は変わるか?(THE PAGE)

上記リンクから引用。
《プロ、アマ合同の日本野球規則委員会が11日、東京都内で開かれ、今季から併殺を妨ぐための危険なスライディングを禁止する項目を公認野球規則に追加することを決定した》

詳細はこれから決めていくというが、コリジョンに続き、MLBのルール変更を受けて、日本でも採用されるパターン。
記事中にもあるとおり、日本では故意に相手を負傷させるようなプレーはほとんどないので、それほど影響はなさそうだが、少々懸念する部分もある。

アメリカの状況を記した記事。

【MLB】危険?危険ではない?『2塁へのスライディング』――新ルール解釈の違いで、審判団の判定が議論に(ベースボールチャンネル)

アメリカの規定を書いたところを引用。

《新ルールの概要は以下の通りとなっている。
・走者はベースの手前でスライディングを開始すること。
・走者はスライディングの後、手もしくは足がベースについていること。
・ホームベース以外の塁では、走者はスライディング後にベースに留まること。
・走者は、野手との接触をする目的で走路を変更することを禁じ、ベースに向かってスライディングすること。》

今、日本の場合は「ケガさせるようなプレーはやっちゃいけないが、相手にプレッシャーをかけるスライディングはやらなきゃいけない」という、微妙なさじ加減でみんなやっているんじゃないかと思う。で、ごくまれにその加減がうまくできなかったり、守備側が送球の乱れなどがあって走者側が思っていたのと違う動きがあったりすると交錯して、運が悪いとケガをしているのではないか。

ケガを防ぐという意味では野手も走者も「接触を防ぐ方向に体を逃がす」ということが一番なのだろうが、なんとなくそれはつまらない気がする。

ダブルプレーは野球の華。でもあんまりイージーすぎると華やかさが損なわれる。走者が来るのを避けるステップワークやジャンピングスローが華麗さを引き立てる。
なんでもルールで安全第一ではなく、「これぞプロの魅せる技(実は陰でちゃんと稽古をしている)」ってのがあってもいいと思うのだ。

コメント

  1. とらかっぱ より:

    コリジョンの二の舞にならないか心配です。確かにMLBでは二遊間の選手が大怪我を負って、選手生命の危機にすらなったケースが多かった。西岡もそうでしたよね。

    NPBではそこまで激しいのは、目の当たりにすることはほぼ無いように思いますが、ここも国際化の流れの内なのかなとも思います。

    怪我はさせちゃイカンけど、よく見る一塁ランナーが外野側に避けて、走るのやめるってシーンは、緊迫感がなくて興ざめしてしまいます。福留がよくやってるスマートなスライディングなら、怪我も無いし良いのじゃないかと思いますがねぇ。

    決まった以上は、審判員間での温度差をなくすことを徹底し、問題が起こった際の手順もちゃんと決めておいて欲しいですね。

  2. 虎轍 より:

    この新ルールに広島カープ菊地が即座に併殺が増えますね。と反応してましたね。
    プロ野球の醍醐味である華麗なスライディングが無くなっていくのは残念ですね。クロスプレーがねぇ…
    プロ同士のプレーであるから、魅せれるってのは無くなっていくんですよねぇ…
    アレも駄目、コレも駄目では、テレビや球場で小学生の野球を見る感じになるんかなぁ…
    勿論、併殺崩しの危険なプレーを推奨してる訳では無いんですがね。
    例えば、スライディングでスパイクの裏を見せる、体当たりは駄目ってだけでは収まらなかったんですかねぇ…

  3. なべ虎 より:

    福留選手なんかは
    怪我をさせない なおかつゲッツーは崩す
    綺麗なスライディングをしますけどねぇ!

    あんなのは 見ていて
    キレイだなぁープロだなぁーって、
    感動するんですが、、、

    なんでもかんでも禁止にするんじゃなくて
    怪我させた方も その人が復帰するまで出場停止にすればいい!(笑)

    そしたら 本当に上手い人しかやらなくなるから 良いと思うんだけどなぁ、、、

  4. はっし より:

    足裏を野手に向けんな、でいいのでは。タックルするわけじゃないんだし。
    さておき、華の部分よりも判定のバラツキが気になりますねえ。そこで揉めたりモヤモヤする方が興を削がれる要素が大きそうで。

  5. 西田辺 より:

    かつてメジャーでは、このプレーで何人もの二遊間の選手や走者が怪我を
    しています。
    西岡もこのプレーで長期離脱を余儀なくされたし、岩村も確かやられたはず。
    日本は比較的、併殺崩しに関してはエゲツないプレーは少ない。
    でもどこかで歯止めは必要になる。
    いつもこの手の議論や対策はメジャーの後追いになるのが腹立たしいですが。
    昨季のコリジョンルールでもありましたが、何でもかんでも採るのは賛成できない。
    ASG後に緩和されましたが、それなら最初から審判の中でシッカリとした
    基準を設けとけよ、って話になる。
    まったくNPBには主体性がないのかと、いつも思ってしまいます。
    普通にセカンドベースに滑り込んできた走者に引っかかって併殺を崩された
    ものまで対象にするような真似だけはして欲しくない。
    そうなると、タイミング的に微妙な時にわざと引っかけられた振りをする選手が
    絶対出てきますよ。
    このルールを採用するなら、二遊間の選手と審判の技量の向上が不可欠に
    なってきますね。

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