新聞記事をながめながら

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ドラフト中位、下位で指名された選手、もっと言えば育成ドラフトで指名された選手であっても、日本を代表するような選手へと成長したりすることがある。あるいは一度、戦力外通告を受けた選手にも同じことが言える。しかも、別に珍しいことでもなんでもない。

ある程度までは客観的な数値や、統計的な傾向や野性のカンなどをもとに他人を評価することができる。大まかには正しいことが多いのだろうが、その評価の正確さは意外と大したことがない。

それほど、人間の潜在能力が顕在化するメカニズムには計り知れないものがある。
それでも言えることはいくつかあって、まず本人が自分の可能性を信じて、あきらめたり、投げ出したりしないこと。これが大前提なのだが、もっとも難しいことでもある。「こんなものだ」と折り合いをつけてしまったほうが心は楽になれる。

次に、周囲にいるものが、勝手に成長の限界を設定しないことが重要だ。
それはすなわち、自分ができる能力評価などたいしたことがない、もしかしたら自分が気づけない、とんでもない能力が隠れている可能性がある……そういうことを認識しているかどうか。
よく言われる、「地位が高くなればなるほど謙虚にならなくてはいけない」には、そういうことも含まれるのではないか。

だからと言って、好き勝手に他人の能力を断じてはいけないということではない。なんの影響力もない人々は、なんの影響力もない場所で好き放題語ってかまわない。たとえば居酒屋とか、「チラシの裏」とかで。
それでも私はそれが影響力になってしまうと思う。あちらこちらで発せられた言葉は「念」となって、様々な形で本人や周囲に伝わったりする。今なら「ネットの声」になるから、ダイレクトだ。
そこで、それに触れて心が折れてしまうか、逆に発奮するか。その後の運命が分かれるところだ。時代の流れとしては、「逆に発奮」は少数派になっていくのだろう。ストレートに凹んで、沈んでしまうのが主流だと思う。

できれば一度飲み込んで、落ちついてよく考えてから言葉を発したい。そういう態度を支持したい。忙しい世の中だから、なかなか難しいことではあるのだけれど。
スポーツ新聞記事をながめながらつらつら思ったこと。

コメント

  1. 虎轍 より:

    ファン感謝デーに来てますが、人が溢れかえってます。
    盛況です(笑)
    ハイタッチ会では藤浪が元気が無いような感じやったようです。
    元気に笑顔でしてたら、来年は頑張れって思って貰えるのにね。
    苦しい時も人前では笑顔で居れたら、その先も見えてくると思うんですがね。

  2. 虎ジジィ より:

    今年の新人王、源田がドラフト3位、京田がドラフト2位。
    あれほど昨年のドラフトを盛り上げた実力者投手達を押し退け見事な活躍でした。
    タイガースでも、ドラフト5位の糸原が故障さえしなければ京田を超えていたかも知れません。

    その糸原の打力を見いだした金本監督は、そういった意味で「前評判」や「周りの声」に流されず実力ある選手を見極め、使うのが上手い監督だと思います。
    マスコミに流す「糸井、福留、鳥谷は来季もレギュラー」や「開幕投手はメッセ」や昨日の「小宮山お前クビじゃなかったの?」などは選手が発奮するようにわざとマスコミに発信しているメッセージのような感じがしています。

    「言葉を一度飲み込んでから発する」、私個人的にも一番気をつけなければいけない事と痛感していますが、なかなか難しいですね。

  3. 西田辺 より:

    世の中に対して全く影響力の無い私の書き込み、ましてや他人様の庭で好き勝手
    ボヤいてる私の言葉などタイガースに選手やチームに億に一つも何かをもたらす
    はずも無いのですが、最低限気をつけている事はあります。
    選手や監督コーチ個人を否定しない、と言う事。
    もちろん拙いプレーや采配を断じる事はある。
    でもそれと個人に対し「こいつはダメだ」「あいつはイラン」と否定する事はまた
    違う話。
    あくまで、タイガースを通して野球を楽しんでる立場の私の様な市井の1ファンが
    人間や人格まで否定する資格はないと考えてます。
    ポジティヴもネガティヴもあるけど、否定はしない。
    もし言霊と言うものがあるのなら、誰かの言ったり書いた言葉が何かを産み出すの
    なら、何かをきっかけに良い方向に向かえると良いですよね。

  4. トラ11 より:

    高代コーチの言葉。
    子供達とのハイタッチのときに「今日も回してや」と言われるそうです。
    試合中、同世代の男性ファンに声援やエール送られた時は大変嬉しい等言われてました。
    選手やコーチに対してのファンの言葉は大事ですね。

    先日、トラオさんが取り上げておられたことですが、引退するときの安藤が「選手には優しい声援を」と言ってましたが、調子の悪い時の選手にも励ましの言葉をかけてあげて欲しいです。

    また、監督の言葉は重いですね。選手を、やる気にさせたり、何くそあいつには負けないと発奮させることがあります。

    レギュラーは、あの三人と言うのも、それを抜いてやるというくらいの思いを持って各選手はやっていって欲しいです。

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