阪神の守備いいところ悪いところ

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独自の分析指標を発表しているDELTAが9/25時点でのUZRを公表。
UZR(Ultimate Zone Rating)の詳しい説明はこちら。かいつまんでいうと、その人がそのポジションを守ることで、同一リーグの平均的な野手が守るより失点を何点減らすことができたかというものだ。
阪神の選手に注目して見ていく。
この指標では投手の分析は行われない。
キャッチャー梅野は5.5で9人中トップ。誇らしい!
一塁マルテは0.2で11人のうちで6位、平均的。足の具合が悪い中、通年よう頑張った。来年は万全にしてもっと頑張れ(ホントは守備なんてどうでもいいから、もっと長いの打て)。
二塁糸原は-6.0で9人中8位。去年は確かもっと壊滅的な数字だった。かなり良くなっているが、トップクラスの阿部(中日)、中村奨(ロッテ)、外崎(西武)のオーバー9トリオに比べるとその差は大きいし、他球団のレギュラーと比べると見劣りするのが残念。
三塁大山は7.3で7人中トップ。誇らしい!守備範囲の広さと強肩、意外と良いステップワーク。去年まではほとんど目にしなかったつまらない送球ミスが減れば、お化け数値も夢じゃないぞ。
ショート木浪は-11.7と11人中最下位。これは厳しい数値。ディフェンスのチームなのに二遊間がこの数値では苦しい。
レフト福留は-7.4で8人中6位。ちなみに下にいるのはバレンティンと筒香。
センター近本は2.0で10人中4位。及第点だが、後輩の辰巳(楽天)が9.8で2位なのが小シャクだろうから頑張れ!
ライト糸井は-5.3で8人中5位。圧倒的最下位だった昨年よりは上がっているが、ポイント加算方式なので出場試合数が減ったために下ブレが広がらなかったのではないかな。

なお、全体的な数値でいうと、リーグ全体だとセ・リーグが-39.4で、パ・リーグが39.4。
チームでは1位が中日で41.1。阪神は11位で-29.5。つまり中日の野手が守っているのと、阪神の野手が守っているのとでは、年間でおよそ70点もの差になるということだ。防御率ダントツ1位なのに失点数はトップじゃないのはそういうこと。
しかしそう考えると、打撃も守備もいい中日が阪神と同レベルの勝率なのはアレやね。「野球はピッチャー」とはよく言ったもので、阪神はピッチャーだけでなんとか5割近くまで行っているし、中日はピッチャーがイマイチだったばっかりに5割を越えることもできなかったわけだ。

ということで、このUZRという指標を上げるには、他球団のレギュラーより優れてなきゃいけないのだから、これは大変なこと。ひとに負けないくらい練習して、アウトにできるレンジを拡大していかないといけないのだ。

コメント

  1. とらかっぱ より:

    タイガースのUZRが低い事は十分理解してるつもりでした。しかしここまで酷かったとは。梅野以外は必死のパッチでオフ(特に秋キャンプ)で個人力量のアップに励まんとアカンね。

    セカンドの糸原は特に頑張らないと今までの守備では、優勝を狙うチームのレギュラーとしては足りないものが多すぎる。打が売りの山田、浅村に負けてるようでは・・・しかしD阿部がこんなに高かったとは!打つ方でも大躍進だし、マスターおそるべし。

    先ずは選手ごとのメインポジションを明確にすることが大事だと思います。これは金本監督時代からの話ですが、打ありきで本来あってないポジションでの起用が多すぎる。得点力の低いタイガースでは仕方のないことでしょうが、現状のチームカラーとしては失点を最大限防ぐ守り勝つ野球があっているのは明白です。メインポジションで競争し負けたら控え組に。こんな単純な構図でおいいと思います。

  2. ガク より:

    なるほど!単に失策数が多いだけじゃなくこうしてポジション別に数値化されるより具体的な弱点が浮き彫りにされますね。
    岡田元監督が「春のキャンプで底上げなんかできひんのやから重要なんは秋季キャンプよ!」と言ってました。その通りだと思います。
    石井琢朗か宮本慎也に臨時コーチになってもらって、この秋特に守備、送球、バントと当たり前のことができるよう徹底的に鍛えてほしいです。

  3. 虎轍 より:

    タイガースは二遊間がザルですからねぇ…(笑)
    秋季練習、キャンプでみっちり練習して上達してくれるとええんやけどね。
    打てる打てへんは相手投手の状態もあるからしゃあない部分はありますが、しっかりと守れんと味方投手が可哀想になりますからね。
    今年のタイガースは中日の守備力があれば、ひょっとしたら優勝もあったかも知れませんね。
    秋季は徹底的に走り込んで足腰を鍛えて、守備も上達!
    春期は秋季で鍛えた足腰をしっかり使って打ち込みをして来年は絶対に優勝や!
    敗けてばかりやと年席を手放すゾ!

    • Akira28 より:

      虎轍様、
      中日の守備力以上に、中日の打力があったなら優勝してましたよね。
      タイガースは、ほんま投手力だけやわね。
      梅野様様、大山も実はなかなか、糸原最悪、、、

  4. こうさん より:

    こういったデータはありがたい。矢野監督が言う「ウチの野球」とは程遠い。

    以前コメントに書いたがタイガースだけ野手はポジション登録してほしい。選手もポジションに執着するだろうし他の選手も奪いやすくなる…いや、目標を作りやすくなる。なぜ、そうしてほしいかというと「矢野監督、コーチがポジションを軽く見ている」と思えるから。「○○は昨日、打撃で結果を出した。けど△△も使いたい。○○には別のポジションを守ってもらおう。」そうすると○○は慣れないポジションに戸惑い打撃でも結果を残せなくなる。

    あれだけ打った西武の選手もコロコロとポジションが変わったら必ず支障を来すはず。「余計な悩みを増やさない」のが監督、コーチの仕事だと思う。…まあ、打てないのも問題なんだけどね。

    「赤星はセンター。鳥谷はショート。」以降、生え抜きで分かりやすくポジションを手にいれたのは近本だと思う。もっと、それを作らないと。大山がそうなるべきだったんだけどな。

    会見でタイガースファンに感謝を述べた阿部。ミスターの隣で帝王学を学んだ原監督のように、阿部も原監督の隣に立つのかな。本当に最高の藤川との対決だった。まだ野球で泣けるんだな、俺は。藤川と阿部、二人が心で泣いてるのが伝わったんだな。数年後、阿部と藤川が育てた選手の代理戦争が見れるのかな。

    はっきり言って来季はマイナスから。これで練習が足りないと矢野監督が気付かなかったらアウト。

  5. 西田辺 より:

    まぁ、指標見ちゃうとそうなりますわな。
    只でさえ難しい甲子園の守備(土のグランド・気まぐれな風・だだっ広いフェアゾーン)
    に加えて、元々の本職じゃない人間を二遊間に据えているのもこの数値になって
    いるのかも知れませんね。
    使いたい選手と、使うべき場所が一致しない状態がここ数年続いています。
    この辺は指揮官の腹一つなんでしょうが、余り良い状態とは言えません。
    甲子園を本拠地とするチームが、どういう戦いをするか。
    全てはここに係っています。
    得点は少なくとも、投手力と守備力でガッチリ守って勝つかつての落合中日の
    様な野球を目指すのか。
    守備は少々目をつぶっても、攻撃力を上げるチームを作り上げるのか。
    やっぱり編成部門の強化はこのチームには必須ですよね。

  6. 大和 より:

    朝起きたら胸糞悪い記事が目に飛び込んで来た。
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190926-00010000-wordleafs-base

    阿部慎之助選手が小さい頃からタイガースファンで高校卒業時に彼の父親と旧知の仲の掛布が球団に獲得を勧めたという話は知っていた。
    しかし、大学卒業時のドラフトでも逆指名で獲れた話は初耳だった。

    当時の阪神は矢野現監督がガッチリと正捕手の座を掴んでいて捕手としては大成しなかったかもしれない。
    しかし、ちやほやするタニマチやうるさいマスコミやファンがいる環境は似ているので、打者としては間違いなく大成しただろう。もっとも、浜風で本塁打400本は打てなかっただろうが。
    優勝も2006年以降で何回かできたかも知れない。

    たらればを語っても仕方ないが、ドラフトでは阪神ファンか関西の選手を取りましょうや。しかもにっくき読売にゴロゴロいるそうで。
    わざわざ北関東や東北、九州から掘り出し物を探さんでもええがな。
    ※今現在タイガースで頑張っている上記地方出身の選手を揶揄するものではありません。

  7. ジュビロタイガース より:

    1軍には久慈コーチに藤本コーチがいて、2軍には平田監督に高代コーチがいるならば、もっと守備は鍛えて欲しい。
    逆に下手すぎて、何故出来ないのか分からんのかも。
    中日の昨年は、弱いけど選手を固定して、エラーはリーグ最小、規定打席到達者が7人もいました。今年もエラーは最小で、阿部が出てきました。ブルペンもしっかりしてきて、外国人は良いし、来年は上位に来るかも。
    同じホームランが出にくい球場なので、タイガースと戦い方が似てきますよね。

  8. タクロー より:

    重宝さに耐える生きる道

    2008年、オリックスから平野がトレードでタイガースに来てくれてからポジション争いが活性化し、内外野が守れるユーティリティプレーヤーとして重宝されたような気がする。
    平野は外野手登録やったけど、セカンドの守備が糸原より数段上だったと思う。ゲームに出られるなら何でもやる!ガッツあふれるプレーヤーだった。2番がはまってたなあ。
    不動のセンター赤星が怪我で突然引退してからぽっかりと空いたポジション争いがあった。けれど定着できる選手は現れなかった。隼太とかドラフト上位指名しても伸びず。結局近本が現れるまで、取っ替え引っ替え状態が続くことになる。
    ショートには不動の鳥谷、セカンドには西岡がやってきて、内野手で抜群に守備が上手い大和がセンターに回った。センター上手かったなぁ。読売とのクライマックスでのファインプレー連発はあっぱれを通り越して驚き。これでセンター大和で決まりと思ったけどね。残念ながらバッティングが頼りなかったから結局便利使いされて、出番が少なくなり飛び出した。横浜に行って良かったと思うよ。
    大和の後を追うように植田が懸命になっている。プロ野球でメシを食っていくためには何でもしなきゃならない。それが生きる道なんだろう。でも結局タイガースでは便利使いするばかりで育てられない。残念だ。矢野監督には、来季はせめて試合終盤にファースト大山、サード糸原に守備変更するのだけは堪忍してほしい、と言いたい。理解ができかねる。

    今日は鳴尾浜に行けなかった。入場制限だったみたい。残念。夜は神戸にイングランド戦を観てきます。