球団・球場周辺の話題から

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球団関係の話題二つ。一つは子どもに野球を教える「アカデミー」創設プランの関係。

阪神がアカデミー創設へ 球団本部長「小さい時から野球への接点を」(サンスポ)

上園啓史、柴田講平両氏がアカデミー担当に 来年1月1日付人事異動を発表(デイリー)

もう一つが甲子園周辺のボールパーク化に関するもの。

阪神揚塩社長「甲子園への道」プラン、駅周辺再開発(ニッカン)

旧イオン甲子園店が「コロワ甲子園」として来春OP(神戸新聞)

イオンの話は球団と関係ないが、全体を通していえることは、球団がファンとの接点に明るさや温度を持たせようと努力しているということ。
阪神にはその昔、「いらんことに金を使う必要はない。放っておいてもカネは入って来る」という考え方が正しいとされる時代があった。それが「選手の給料を上げなくて済むから2位がいい」となり、そんなうまいこと調整できるはずもなく「最弱球団」へと転落する道筋となった。
星野ブルドーザーによる「財政出動」で球団は勝ち方を知るようになるが、いざ大型予算による球団運営が続くと、「余計なことをしなくても、今のままで十分幸せ」みたいな状態になり、どんどん先に進んでいく他球団の事業展開を後から追いかけるようになる。

なぜそうなりがちなのかというと、甲子園球場という最強の武器を持っているから。これがあることで、黙っていても阪神地区には野球ファンが生まれていく。だからついつい安住してしまうのだ。

余計なことに金を使う必要はない。大切なのは、ファンとの接点を多くし、その接点をホットにしておくこと。
チームを強くするのは競争相手もあることなので簡単ではないが、「ファンとの接点」という球団にとってもっとも大事な部分をしっかりフォローしておけば、チームを強くするのがやりやすくなるのは間違いない。「あのチームに入りたい」と子どもたちに思わせることができれば、選手獲得やモチベーションアップに有利だろうし、お客さんがいつもいっぱいに入り、お金を使ってくれれば運営費を増やせる。
「阪神タイガースらしさ」を失うことなく、時代に合った「振興」を進めていくのはいいことだ。

コメント

  1. 西田辺 より:

    このところの球団の動きは良いですね。
    もう何年も前から、子供の野球の先鋭化には危惧するところがありましたから
    少しでも子供達が野球に触れられる場を提供できるのは何より。
    もう野球は、近所の小僧たちがグローブとバットを持ち寄って、その辺の
    広い原っぱで気軽にできる環境じゃなくなってきました。
    公園のキャッチボール禁止が拡大し、少年野球・ジュニア・シニアと言う
    カテゴリーで大人が管理をし、その道を通らないと上のカテゴリーに進めない。
    そんな厳格化・先鋭化は逆に野球人口の減少に繋がってしまう。
    そこに大人のビジネスが絡んでくるから、もっとややこしくなる。
    選ばれた子供たちだけの競技にしてはいけないんですよ。
    只でさえ少子化で、学校数はもとより野球チームも減少の一途を辿っています。
    野球に限らないけど、気軽にその競技を楽しめる事が底辺拡大に繋がります。

    >甲子園周辺
    阪神電鉄の甲子園駅改修も大方終わり、次は甲子園までの100mですか。
    昔なじみの食堂や応援グッズ売り場、群衆に紛れるダフ屋のオッサンなどの猥雑
    な感じもらしくて好きなんですが、これも時代なんですかね。
    とにかく清潔で、眩い光の当たる場所が求められてるんでしょうね。
    最強の武器「甲子園」を、これからもっと客を呼び、将来のタイガースをも
    見通せる場所に出来るかが、球団に課せられた使命だと思いますよ。

  2. とらかっぱ より:

    阪神タイガースという球団はずーっとファンサービスには無頓着でした。転機はやはり星野監督ですね。球団の姿勢は星野前と星野後では明らかに変わっています。今のプロ野球団というかプロスポーツチーム運営は、プレーそのもので惹きつけるだけでは難しくなってきています。営利団体として収益を上げたいならば色んな角度からファンを引き込めるアプローチを展開すべきだと思います。

    甲子園ロードもその一環として良い事だと思います。左側には既にオフィシャルショップがあり歩道も整備されていましたが、右側には昔ながらの屋台風出店が立ち並ぶ様は正に昭和の風情でした。それも悪くはないと思いますが、リニューアルされた球場とはミスマッチ感が強かった。子供のころから近所に住んでいる者としては、一抹の寂しさもありますが時代の流れには乗ってかないとダメでしょうね。どんな風に変わるのか、楽しみでもあります。

  3. こうさん  より:

    松坂の件(どっちが、誰が本当か迷宮入り)を鵜呑みにしていた俺には今日のトラオさんの文章、救われました。ウチには必要ない状況だが、また冷静に判断できなかった俺。

    手打ち野球や人が足りなくて「ファーストランナー透明❗」とか言っていたのは遠い昔。いま思えばランナー透明って、なんやねん。「今のは透明のランナー、セカンドでアウトだよ❗」「俺と同じ脚の速さだからセーフだよ❗」って本気で喧嘩していた。本当に野球場に行かないと野球が観れなくなったなぁ。俺の高校もギリギリの部員数で近くの高校と合併して夏の予選に出る状況に近付いている。

  4. いわほー より:

    上園や柴田講平ら、元タイガース選手がなんらかの形で球団に戻ってくるというのはファンとしてうれしい。
    有能であれば、いずれ選手出身の球団社長が誕生してもいいと思う。
    甲子園球場の造りは構造的に劇場化していてボールパークとは言い難いけど、球場内の施設や球場周辺をボールパーク化するというのはおおいに結構。

  5. 虎轍 より:

    阪神電車の甲子園駅の球場出口があるんですが、その場所の上を見上げてみると、鉄骨が組んであって、その組合わさる球体の部分の1箇所だけが野球のボールのようにペイントがしてあります。
    それを見つけた時に、甲子園もボールパーク化したんやなぁ~って思いましたね。
    あと、エレベーターのボタンもボールパーク化してますね(笑)

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