年寄り側

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【内田雅也の追球】野球を「退屈」にするな。 - スポニチ Sponichi Annex 野球
 レッド・スミスの命日だった。ニューヨーク・ヘラルドトリビューンやニューヨーク・タイムズなどでコラムを書いたスポーツライターで、ピュリツァー賞も受け、アメリカ野球殿堂入りもしている。

震災30年やアメリカ殿堂入りを控えてイチローに注目が集まる。最新号の『Number』も、イチローと、同時代のもうひとりのヒーロー松井秀喜との特集がメインみたい。

そんな中でのこの記事。
野球界のトレンドは明らかに「野球は科学できる」である。その一方で、「野球を科学すると本質的な魅力を失う」という論がそのカウンターとして発生している。ただそれはあくまでも感情論であり、「昔は良かった」的ノスタルジーも多分に加わる。だから、年寄りの妄言扱いされがちだ。

私の考えはどうかというと、どちらかというと「年寄りサイド」にいる。もちろん58歳という年齢からして年寄りというのもあるが、科学的根拠を最優先する「時代のスタンダード」への抵抗感がある。イチローのいう「洗脳」なる言葉に「それ!」と反応してしまう。

たまたま今年に入ってからの仕事も、「そんなような話」が続いていて、「反動勢力」が強くなってきているのかもしれないと感じる。
あとよろ。

コメント

  1. より:

    この手の話は「データと感覚を両立できるチームが勝つ」という結論は出てるし昨季のLADの世界一は正にそういうことだったと思うので、イチロー(SEA)も松井(NYY)も自分のチームがそれをできるようにしなはれ、としか思わないんですよね(言い方悪いですが負け犬の遠吠えにしか聴こえない)

    確かにMLBはFBRの影響で一時期.220 20HRみたいな選手が量産されましたが最近は減ってきましたよね
    データを基にいろいろ考えて結果三振か四球かホームランかのシュワーバーを目指すもよし、何でもできるベッツを目指すもよし
    ただ全員シュワーバーでも全員ベッツでもおもんないし全員イチローでも全員松井でもおもんないしそもそもそれでは勝てんでしょうという話で

    野手出身の二人がそんなこと言ってる間に投手はデータと感覚の両立で日々新たな変化球を開発しているわけですから、つべこべ言うとらんと野手を進化させなはれや

  2. 西田辺 より:

    野球というスポーツは個体差の出る競技ですから、打者であれば
    コースや球種で打率も変わるし、打球の飛ぶ方向や距離もデータと
    して付いて回るもの。
    そんなデータや指標も野球を数字として楽しんだり、やる上での
    起用のヒントにはなるでしょうし、現代野球においては欠かすことの
    出来ないものになっています。
    でも、それですべてが決まるかと言えばそんなこともなくて、相手が
    データ重視で来る場合に、その裏をかくといった人間臭い一面も
    楽しみの一つでもあります。
    日本の野球よりMLBの方が、データや指標を重要視しそれに基づいた
    作戦や配球を実行するという話も聞きます。
    あちらは球団数も選手も多いし、一年に一度しか対戦しない相手も
    数知れず居るといった事情から、一々相手の出方を窺ってられない
    という事もあるでしょうね。
    突き詰めると、データ対データの戦いになってしまうのがイチロー氏
    に「退屈」「洗脳」という言葉を使わせてしまう一因になってるんで
    しょうね。
    私も「年寄サイド」の人間ですから、人間対人間のバチバチと音がする
    緊張感を多く味わいたい。
    野球に限らず、「失敗の確率を減らす」「数字に従った無難な」方向に
    この世のあらゆるものが流れているんでしょうね。
    せめてスポーツくらいは、とも思いますけど大きな経済が絡むと、
    そんな事ばかりも言ってられないんでしょうね。
    世知辛いですな。

  3. 虎轍 より:

    野球はデータ重視でやるのも頷けますが、ストレートが来ると解ってて、ストレートを投げて空振りをとってた球児はやっぱりすごいの一言に尽きるのでしょうね。
    バチバチのストレート勝負も大好きですが森下のような感性で勝負強さを発揮するのも大好きです(笑)
    頑張ろう日本!

  4. タクロー より:

    退屈にさせないで

     情熱大陸も見てないし、numberも読んでないし、科学を野球する、というのもよくわからない。科学が野球を退屈にさせるという論もよくわからない。現地で退屈に思うのは序盤からのワンサイド、緊迫感のないダラダラゲーム。四死球の連発、間を取っているのか知らないが意味があるとは思えない牽制球の連投。緊迫した場面でもないのに何度も首を振り、プレートを外す投手。
     ドラマはなくなったけど申告敬遠、無駄を省いた時短につながり良かったじゃないかと思う。ピッチクロックに牽制球の制限を導入するならば、MLBよりもう少しゆとりある退屈させない制限でお願いしたいな。
     すべてはチームの勝利のために、データを集め駆使して退屈しない面白いゲームを期待するばかり。勝ちはすべてを忘れて笑顔にしてくれる。

  5. 岩修 より:

    自分もピッチクロックや牽制球制限を見てるとスピーディーで良いと思う。暑い中での観戦でダラダラは勘弁だし。
    日本でこれが出来ないなら打者は大リーグ打倒ギブスでメカニズムを変えるしか無い位の投高打低。
    ただ投手対打者、走者対捕手、監督対監督の心理戦が好きで野球ファンに成ったのですが、じっくりゆっくりで無く効率的に直ぐ結果が求められる現代だとそうするしか無いのかも。
    一言、阪神が勝てばそれで良い。

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