はい、正月も終わり。あとはおまけの土日。ぶよぶよになった体にオイルを回すリハビリ期間にしようか(反語表現)。
パをダントツで制したホークスの話だ。ホークスの前監督がどんな下地作りをしたのかしなかったのかは知らないが、小久保監督の下、チームが数年の不調を吹っ切って好成績をあげたのは事実。
私は昨年ベテラン打撃投手の濱涯泰司さんを取材する機会があったが、チームのムードが変わって、風通しがよくなったと聞いた。
この記事の小久保監督のコメントで賛同したいのは2つ。
ひとつは、一軍の打撃コーチは2人という「常識を疑った」こと。日本の野球界は前例主義だ。昔から同じことをやり続けているが、それは変えようがないくらい洗練されたからだというのを前提にしている。実際は、「よく知らんが昔からそれが当たり前で、俺もそうやってきた」という思考停止も存在する。
小久保監督は、打撃コーチの仕事とは何かを仕訳し、他のコーチの仕事と並列して優先順位をつけ、ベンチ入り人数に反映させるという作業をした。仕事の内容をよどみなく答えられたのがその証拠だ。前例主義を疑い、いったんバラバラにして一から組み立て直す作業をめんどくさがらずにやる姿勢は見習いたい。
一軍打撃コーチに技術指導は求めない。指導するほどの状態ならファームに行け。まったくそのとおり。賛同ポイントの2つめだ。いわゆる「金持ちチーム」は、豊富な戦力をもってハイレベルで激しい競争状態を作れるのがストロングポイントだ。だから、「トップチームにいるのは戦える者だけ」の原則は貫きたい。
好き嫌いは別にして、収益構造的に阪神タイガースは「金持ちチーム」の戦い方をすべきだ。いや別に儲けを搾取するのは経営側の自由だが、観戦環境やチームの成績が振るわなければ、ファンは「チーム強化に金使え」「観戦環境整えろ」「運営儲けすぎ」と文句を言っていいし、「応援課金」をやめてもいい。
金持ちチームの戦い方は、スター選手を買い漁るだけではない。育成をメインにする金持ちチームがあったっていい。当代きっての「教え上手」を買い漁って、二軍コーチに配置するのもひとつの方法だ。若い選手が身体づくりをできるように、栄養面やトレーニング、メンタル面でのサポートスタッフを日本一レベルにするのもいい。どうすれば若手選手が成長するのか、その研究に投資してもいい。
「金持ちチームの常識」を疑って、前例主義にならないようにすればいいだけのことだ。
コメント
私も以前から、プロ野球のコーチに求められる能力に不思議だなと言う思い
があって、特に一軍のコーチに「教える」能力がそれほど必要なのか?
と言う疑問。
ファームのコーチには必要不可欠な能力であるのは間違いないが。
一軍に居る選手は基本的に、基礎は出来上がっているはずなので、何かを作り
上げるのではなく、状態を管理し適性を探り出すのが本分になるはず。
そこを一人の目で見るより複数の目が良いと思うのなら、二人コーチも
アリでしょうし。
仰るように、タイガースと言うのはNPBの中では、資金力はある方の球団
であります。
このまま生え抜きを主体にして戦う方針であれば、編成部門にお金をかけて
スカウト陣の増員を図るも良し、地元の野球関係者への情報収集につぎ込むも
良しで。
某チームの様にあちこちの選手を漁れば、即席的な強いチームは出来るのでしょうが
恒常的な強さには繋がらない。
タイガース的な強さを求め、タイガース的なお金の使い方をしてくれれば
宜しいのではないでしょうか。
寝て飲んで駅伝見てたら、正月終わってました。大変遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
昭和40年男の私は、成人の年(85年)、不惑の年(2005年)と美酒を味わいましたので、還暦の今年もきっといけるはずです!決起集会もしあればぜひ参加します。
しかし青学強いですね。駒沢が王者の頃は挑戦者で応援してましたが、今や憎たらしいですね。監督も原だけに。
同じ轍を踏まない
ベンチ入りできるコーチは8人、とそもそも制限しているのはなんでだろう?コーチが多く入れば有利になることがあるのかなぁ?あまり思いつかないけど。
今年のタイガースでベンチ入りするコーチは藤本、安藤、小谷野、上本、田中、筒井、野村の7人かな。金村、片山はブルペン担当だからあと一人は和田さん?それとも8人の中に監督も入るのでしたっけ?
シーズンが始まると打撃コーチは忙しいと思うけどね。早出に付き合ったり、打撃練習でのチェック、相手投手の研究して選手にアドバイス。それにマスコミ対応もあるだろうし。選手の調子、監督、コーチによって気づきや見立ても違うだろうし。打てなきゃ責任の一端を負わなきゃならない。チームの成績が自身の進退にも直結する。その割には報酬は少なすぎる。大変なポジションだと思う。小谷野、上本コンビに大いに期待しています。
素人ながら、タイガースはあまりにも同じ相手、似たような相手にやられすぎだと思うので
データチェックやスコアラー、分析担当に力とお金を注いで、コーチから選手にうまく伝わり、同じような場面で同じ轍を踏まないチームづくりをお願いしたいものです。
確かに一軍の打撃コーチってtoraoさんの思ってたのと一緒ですね。
言うても近藤や山川を高額で獲得したからでもあるでしょうが、アカンかったら二軍で鍛え直す。
岡田前監督も佐藤輝明、大山、森下を二軍に行かせて後半の戦力にしましたからね。
球児監督にも出来るのでしょうかね。
頑張ろう日本!